●フランドール・シャーベットとチルノ店長の作中で、最も好きなシーンはどこですか?
これは難しい質問。
「チルノ店長」でならチルノが溶けるシーンでしょうね。
あのシーン読み返すとあの後どうなるか分かっているのに
というか自分で描いたのに読み直すとドキっとするというか胃が痛みます。
あと、泣き崩れる天子もね。
あのシーンでそれまでの自分の事しか考えてない
困ったチャンな天子が終わった気がします。
成長とも言うのかもしれませんが。
「フランドールシャーベット」は・・・
これは本当に全体の流れがない状態で部分部分で作り始めて
沢山できた部品を積み上げて作った作品で
物語の終わり方が全然分からなくって・・
でもそうやって七転八倒しながら作ってたんですが
最後の最後にフランがイチゴをくだくシーンが見えて
「あっ!これで物語が終わる!」ってのが見えたときは
風呂から飛び出してすぐメモスケッチしました。
と、同時に赤い表紙にあわせて第三話タイトルでもあり、本のタイトルでもある
「フランドール・シャーベット」というタイトルも思いつくわけです。
その後、チルノがお空と天子を見上げるシーンも。
あのシーンは最初の最初から見えていた「ちょっとだけお姉さんになれてたチルノが
いつものチルノに戻る」っていう物語の終着点だったので
このお話もこれで終わりだなぁ・・・という感慨もありました。
こちらは第三話のというより「フランドール・シャーベット」全編を通しての終着点ですね。
と、言った所でしょうか。
作画的にどうこうより、演出的にどうこうって話になりましたね。
あらためて自分の作品と向き合ういい機会でした。
面白い質問ありがとうございました。
*読み返したらフランドールシャーベットの
「てゐの悪口いうな!」って言うチルノを気に入りました。
主人公気質な感じがしていいと思いました。